
外科
外科
メスを用いて治療を行うのが外科です。そしてもうひとつ、外科治療で大切な要素は自然治癒力だと感じます。悪いところを切るだけでは不十分、患者様に備わった癒える力を借りてひとつの治療が完成すると思っています。
みなさんも日常生活の中で、外科治療を受けなくてはならないことが生じてしまうことがあると思います。
例えば、ケガ。包丁やカッターで皮膚を切ってしまったり、機械に挟まれたり、スポーツをしていて転んで・・・など。
ケガで出血してしまったときは、はまず圧迫止血。ヒトに備わった止血能力で小さい傷なら出血が止まります。でもすこし大きな傷や場所によっては針と糸を用いて縫う必要があります(縫合)。傷の治療はそれで終わりではありません、最も重要なのは感染を起こさないように注意することです。感染は前述の自然治癒力の妨げになります。つまり傷が治りづらくなります。感染の起こりやすさは傷の状態にもよりますが、それぞれの免疫力にも作用されます。たとえば、糖尿病の方や免疫抑制剤を飲んでいる方、化学療法を受けている方は傷の感染に注意しなければなりません。このように、それぞれの全身状態に合わせてきめ細やかに外科治療をすることが大切だと考えています。
当クリニックでは患者様に寄り添って、それぞれに最適な治療を施せるように専門医とスタッフがご対応します。地域に根ざした“かかりつけ外科医”として、できるだけ皆様のお役にたちたいと考えています。
当院では外科で扱う以下の疾患に対応しております。
・切り傷や擦り傷など・・・傷の状態をみて、洗浄や縫合などの初期治療をします。
・捻挫や骨折・・・レントゲン撮影、シーネ固定などの初期対応をします。追加治療が必要なときは専門医を紹介します。
・マリーンスポーツや海遊びでの外傷・・・切創の処置、海洋生物(クラゲ、エイなど)による受傷の処置をします。
・皮膚や皮下のしこり(粉瘤・脂肪腫など)・・・ご希望に沿って摘出などをご提案します。
・熱傷(やけど)・・・範囲の小さい軽いやけどの治療をします。
・手や足の指の痛み・・・巻き爪、陥入爪、爪周囲炎などの処置や感染に対する治療をします。
・蜂刺されや虫刺され・・・アナフィラキシーの有無の診察、創部の処置をします。
・胆のう結石症・急性胆のう炎・・・食後の右上腹部痛が典型的な症状です、院内のエコーや血液検査で診断します。治療方針についてご説明します。
・鼠径ヘルニア、臍ヘルニア、腹壁瘢痕ヘルニアなど・・・鼠径部の膨隆などが主な症状です。身体診察、エコーなどで診察します。治療法についてご案内します。
・急性虫垂炎・・・右下腹部痛が典型的な症状です。身体診察、院内のエコーや血液検査で診断します。治療方針についてご案内します。
・腸閉塞・・・腹部膨満、嘔気・嘔吐が典型的な症状です。問診、身体診察、院内レントゲンで診断します。入院可能な医療機関を紹介します。
患者様個々のケースに応じて相談にのり、専門機関と連携をとりつつ治療のお役にたちたいと思います。また、消化器がんに伴うさまざまな症状緩和、がん性疼痛の緩和の治療を行います。
当院では、一般外科として外傷や腫瘤に対する外科的処置、小手術を行います。たとえば、切り傷の縫合、化膿創の切開排膿、局所麻酔下での粉瘤や小さな脂肪腫の摘出、陥入爪の処置などを行います。症状や状態に応じて、できる限り痛みを抑えた優しい処置を心がけておりますので、治療に不安のある方も安心してご相談ください。術後の経過観察や傷跡のケアについても丁寧にサポートいたします。また、専門的な治療や入院が必要な場合には、適切な医療機関と連携し、スムーズにご紹介する体制も整えています。患者様の安心と安全を第一に、最適な治療をご提案いたしますので、どんなことでもお気軽にお声がけください。
当院は地域に根ざした“かかりつけ外科医”として、患者様のお悩みに寄り添った診療を大切にしています。
「どこにかかればいいかわからない」「外科で診てもらうべきか迷っている」――そんな時はご連絡をください、当院で初期対応させていただきます。そして、病状によっては総合病院や専門機関をご案内します。
わたしたちは、患者様が安心して治療を受けられるよう、わかりやすい説明と丁寧な対応を心がけています。院内は清潔でリラックスできる環境を整え、女性や、ご高齢の方も安心してご来院いただけます。「大きな病院に行くほどでは…」と迷われる場合でも、まずはお気軽にご相談ください。地域の皆さまの健康をサポートし、安心して頼れるクリニックを目指しています。
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