
内科の症状
内科の症状
熱がでたとき、一般的な風邪のようなウイルス感染か、重症化する可能性がある感染症か判断する必要があります。多くは前者ですが、高熱に、悪寒、振戦を伴うときは、細菌感染などによる菌血症の可能性があるので、特に注意が必要です。
その他にも、熱は身体におきた様々な炎症反応のサインとして現れます。膠原病、甲状腺疾患、血管炎、外傷、悪性腫瘍(白血病・悪性リンパ腫・さまざまな固形がん)でも熱がでます。まずは一般的な疾患から疑って診療し、長引くときなどにその他の病気をつきとめるという流れになると思います。
咳、鼻水、のどの痛みなど風邪のような症状があるときは、その時の流行状況にあわせて適切な診断をします。当クリニックは検査体制も充実させています。インフルエンザ、COVID19感染の迅速検査はもちろん、A群β溶連菌、アデノウイルス、マイコプラズマも迅速検査できます。
また、当クリニックでは院内感染に慎重に配慮して、発熱患者様専用の診察ブースをご用意していますので、皆様に快適に受診していただけます。
風邪をひいたあとに、咳がつづくことがあれば、後鼻漏を併発しているかもしれません。頬部の痛みがあり、鼻汁が続くときは細菌性副鼻腔炎の可能性があります。
頻呼吸で、痰が多く、ぜえぜえと呼吸音がするときは肺炎を考えなくてはいけません、レントゲン装置もご用意しています、その日に撮影し正確な診断に近づくことができます。
その他、頻度が多い発熱の原因としては、尿路感染症をあげなくてはいけません。悪寒、発熱とともに、排尿時の症状をともなうこともあればないこともあります。院内に尿検査と血液(血算・CRP)検査装置を用意していますので、的確な診断と治療が可能です。
熱は最も多い症状のひとつですが、さまざまな疾患の現れです。できるだけ丁寧に診察し、それぞれの症状を和らげられるように診療を行います。
頭痛は多くの方が経験する症状ですが、その原因やタイプはさまざまです。風邪やストレス、肩こりからくる頭痛のほか、偏頭痛や群発頭痛などに悩まれている方は多いと思います。「いつもと違う激しい痛み」など普段と違う症状がある場合は、クモ膜下出血などの緊急性がある疾患が隠れている可能性があります。当院では、問診や必要な検査をもとに適切な治療をご提案いたします。繰り返す頭痛や長引く痛みにお困りの方もご相談ください。
「喉が痛くて飲み込むのがつらい」「声がかすれる」「発熱や咳もある」といった咽頭痛は、風邪やインフルエンザ、咽頭炎、扁桃炎などが主な原因です。症状や経過に応じて検査を行い、薬による治療を行います。
心筋梗塞や大動脈解離など一刻も早く専門施設で治療を要する重大な疾患がありますので注意が必要です。その他に胸痛の訴えで一般的なものには、肋骨骨折などの外傷や、帯状疱疹などの神経皮膚疾患があります。また、胸焼けなどの症状があるときは逆流性食道炎などの消化器疾患を疑います。問診や身体診察を丁寧に行い、診断に役立てます。
痛みの場所とタイミングが診断の手がかりになります。食前・食事中の心窩部痛で、黒色便やタール便があるときには胃十二指腸潰瘍や急性胃粘膜病変を疑います。食後の右上腹部痛では胆石がひきおこす疾患、胆のう結石症や急性胆のう炎を疑います。心窩部から右下腹部に移動する腹痛は急性虫垂炎の特徴です。アルコール多飲で心窩部痛・背部痛は急性膵炎疑います。消化管穿孔は急激な痛みを生じ、腹膜炎になると腹壁が固くなります。
腹痛の診察で最も重要なのは問診と腹部の身体診察だと思います、幅広い知識と経験にもとづいて診察を行いますので、お任せください。
関節が腫れて圧痛があるときは関節になんらかの炎症が起きているかもしれません。痛みが急性か慢性か、単発か多発かそれぞれの症状がポイントとなります。急性単関節炎であれば、通風・偽通風の頻度が高く、その他に外傷などによる化膿性や血性関節症などを考えます。慢性多関節痛であれば高齢の方が多く悩まれる変形性膝関節症、その他に関節リウマチも考えます。全身の炎症を伴う膠原病の症状のひとつのこともあります。
だるさという訴えのなかにはさまざまな疾患が潜んでいると考えます。そのだるさが休息や睡眠で軽くなるようでしたらなんらかの身体疾患に起因するものかもしれません。逆に労作に左右されず睡眠障害もあるときなどは抑うつなど精神疾患の可能性を念頭におきます。
症状が急性の場合は感染症を起こしていないか全身を調べる必要があります。やや緩やかな症状の場合は、糖尿病や甲状腺機能障害など内分泌疾患について調べることが求められます。
その他にも貧血や電解質異常が原因のこともありますし、悪性腫瘍の随伴症状かもしれません。
だるさ「倦怠感」はさまざまな疾患の初期症状かもしれません、気になる症状がある方は受診しご相談ください。
息が切れる、息が苦しいという訴えも様々な疾患の現れかもしれません。息切れ症状は心疾患からくるものと、呼吸器疾患からくるものとあります。労作時、夜間の呼吸困難、むくみ、咳、これらの症状は心不全の典型的な症状です。気管支喘息発作や肺炎でも息切れ症状がでるでしょう。胸の苦しさを伴うときは狭心症の可能性がありますので、受診急ぐ必要があります。喫煙歴がある高齢者でCOPD(慢性閉塞性肺疾患)の方は慢性の息切れがでるでしょう。
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